LHN Notes
LHNの裏側:大会情報をどう集め、どう整理しているのか
Local Hero Network(LHN)は、全国のプロレス大会情報を整理し、ファンが大会を見つけやすくするためのサイトです。
表に出ているのは、日付別・地域別・会場別・団体別に整理された大会情報です。
ただ、その裏側では、かなり地道な情報収集と整理を行っています。
この記事では、LHNがどのように大会情報を集め、どのようにデータとして整理しているのかを紹介します。
大会情報は、思っている以上にいろいろな形で公開されている
プロレス団体の大会情報は、主に公式サイトや公式Xなどで公開されています。
ただし、その形式は団体ごとに大きく異なります。
たとえば、次のようなパターンがあります。
- 1大会ごとに専用ページがある
- 複数の大会が1つのページにまとめて掲載されている
- ニュース記事の中で大会情報が告知されている
- 公式Xの投稿で大会情報が発信されている
- 複数の投稿に、日程・会場・チケット情報などが分かれている
- ポスター画像の中に重要な情報が入っている
ファンとして見ると、公式サイトやXを追っていれば情報にたどり着けることもあります。
しかし、全国の大会を横断して探そうとすると、情報の形式がばらばらで、一覧として見つけるのは簡単ではありません。
LHNでは、このばらばらに公開されている情報を、できるだけ同じ形で整理し直すことを目指しています。
まずは公式情報をもとにする
LHNが大切にしているのは、各団体が公開している公式情報をもとにすることです。
大会名、開催日、開始時間、会場名、団体名、公式サイト、公式X、チケット情報など、ファンが大会に行くために必要な情報を確認し、データベースに整理しています。
特に大切にしているのは、公式サイトやチケット情報への導線です。
LHNだけで情報が完結するのではなく、ファンが大会を見つけたあとに、最終的には団体の公式サイトや公式X、チケット販売ページにたどり着けることを重視しています。
LHNは、団体の情報発信を置き換えるものではありません。
団体が発信している情報を、ファンが見つけやすくなるように整理し、公式導線へつなぐためのサイトです。
公式サイトの情報を、データベースに整理する
各団体の公式サイトには、大会情報がさまざまな形で掲載されています。
1つの大会ごとにページがある場合は、比較的整理しやすいです。
一方で、複数大会がまとめて掲載されていたり、ニュース記事の中に大会情報が入っていたり、別ページにチケット情報が分かれていたりすることもあります。
LHNでは、こうした情報を読み取り、以下のような項目に分解して整理しています。
- 大会名
- 開催日
- 開始時間
- 開場時間
- 開催地域
- 会場名
- 団体名
- 公式サイトURL
- チケットURL
- ポスター画像
- 関連する公式X投稿
この作業は、単に文字を集めるだけではありません。
「これは大会名なのか」
「これは会場名なのか」
「この日付は開催日なのか、チケット発売日なのか」
「このURLは公式サイトなのか、チケット販売ページなのか」
そういった判断をしながら、ファンが使いやすい形に整理していく必要があります。
Xの投稿も、時系列で見て整理する
LHNでは、公式サイトだけでなく、Xで発信されている情報も確認しています。
プロレス団体の告知では、Xがとても重要な役割を持っています。
大会情報、対戦カード、チケット情報、ポスター、当日の案内などが、Xで発信されることも多くあります。
ただし、Xの投稿は1つ1つの情報量が限られています。
1つの投稿だけでは、大会の全体像がわからないこともあります。
たとえば、ある投稿には大会名と日付だけがあり、別の投稿には会場情報があり、さらに別の投稿にはチケット情報がある、ということもあります。
そこでLHNでは、Xの投稿を1つずつ見るのではなく、過去の時系列に沿ってまとめて取得し、複数の投稿から大会情報を組み立てるようにしています。
AIも活用しながら、複数の投稿に分かれた情報を統合し、1つの大会情報として整理しています。
AIは使うが、丸投げはしない
LHNでは、大会情報の整理にAIを活用しています。
特に、複数のX投稿や公式サイト上の文章から、大会名・日付・会場・チケット情報などを抽出する場面では、AIは非常に有効です。
ただし、AIに丸投げしているわけではありません。
プロレス大会の情報には、文脈が必要です。
たとえば、同じ団体が複数の大会を告知している場合、投稿の中に複数の日付が出てくることがあります。
過去大会の振り返りと、次回大会の告知が同じ投稿に含まれることもあります。
対戦カードの発表、チケット情報、会場変更などが別々のタイミングで出ることもあります。
そのため、LHNではAIを使いながらも、団体ごとの情報の出し方に合わせて、できるだけ丁寧に処理できるよう実装を調整しています。
AIはあくまで、情報整理を助けるための道具です。
最終的には、ファンが安心して大会を探せる形にすることを大切にしています。
団体ごとに、情報の出し方は違う
LHNを運営していて強く感じるのは、団体ごとに情報発信の形が本当に違うということです。
これは、良い悪いの話ではありません。
団体ごとに規模も違えば、運営体制も違います。
専任の広報担当がいる団体もあれば、選手やスタッフが大会運営と並行して告知している団体もあります。
地方で活動している団体の場合、会場手配、選手調整、チケット対応、当日の運営、SNS告知まで、少人数で担っていることも多いはずです。
だからこそ、LHN側で情報を見つけやすくする仕組みを作ることに意味があると考えています。
団体が忙しい中で発信している情報を、ファンが見つけやすい形に整理する。
地域や日付、会場、団体ごとに探せるようにする。
そして、公式サイトやチケット導線へつなぐ。
LHNは、そのための地道な情報整理を続けています。
情報整理で大切にしていること
LHNで大会情報を整理するときに大切にしていることがあります。
まず、ファンが大会に行くために必要な情報をわかりやすくすることです。
特に重要なのは、開催日、開始時間、会場、団体名、公式リンク、チケット情報です。
このあたりが見つけやすければ、ファンは「行けるかどうか」を判断しやすくなります。
次に、公式情報への導線を残すことです。
LHN上で大会情報を見つけたとしても、最終確認は公式サイトや公式Xで行える方が安心です。
チケット購入や詳細確認も、公式導線に進めることが大切です。
そしてもう一つは、情報を横断して探せるようにすることです。
団体別だけではなく、日付別、地域別、会場別に整理することで、ファンは新しい大会に出会いやすくなります。
「この団体を見たい」だけでなく、
「この地域で見たい」
「この日に行ける大会を探したい」
「この会場で開催される大会を知りたい」
そうした探し方ができることに価値があると考えています。
まだ完璧ではないからこそ、改善を続ける
LHNは、まだ完璧なサイトではありません。
情報の精度、検索のしやすさ、ページの見やすさ、団体ページや会場ページの充実など、改善したいことはたくさんあります。
特に、サイト内検索については、まだまだ使いやすくしていく必要があります。
ファンが探したい大会にすぐたどり着けるように、検索機能や絞り込み、導線の改善を進めていきたいと考えています。
また、掲載情報に誤りや不足がある場合もあります。
そのため、団体・関係者の方からの修正・追加のご連絡は歓迎しています。
LHNは、運営側だけで完璧なデータベースを作るというよりも、公式情報を大切にしながら、団体や関係者の方々とも少しずつ連携し、より良い情報基盤にしていきたいと考えています。
将来的には、告知支援にもつなげたい
LHNで蓄積しているデータは、単なる大会一覧にとどまらない可能性があります。
どの地域で大会が多く開催されているのか。
どの会場がよく使われているのか。
どのような導線から公式サイトやチケットページに人が流れているのか。
どのような告知がファンに届きやすいのか。
こうした情報が見えてくると、団体の告知や運営にも役立てられる可能性があります。
将来的には、LHNのデータをもとに、団体の公式サイト改善、Xでの告知改善、チケット導線の整理、AIを活用した告知支援などにも取り組んでいきたいと考えています。
ただし、今すぐ何かを売り込むことが目的ではありません。
まずは、ファンが大会を見つけやすくなること。
そして、団体が発信している情報が必要な人に届きやすくなること。
その土台を作ることが、今のLHNの中心です。
LHNは、地道な情報整理の積み重ねです
LHNの裏側にあるのは、派手な仕組みだけではありません。
公式サイトを確認する。
Xの投稿を追う。
複数の情報を照らし合わせる。
大会名、日付、会場、地域、団体、公式リンクを整理する。
ファンが探しやすいページに反映する。
その地道な積み重ねによって、少しずつ大会情報のデータベースを育てています。
全国には、まだ多くのファンに知られていない魅力的な大会があります。
そして、その大会を届けようとしている団体や関係者の方々がいます。
LHNは、その情報がもっと見つけやすくなるように、これからも改善を続けていきます。
